風の音を聴く

いつも藤井風さんに癒されてます。思いついたこと書いてます。

tiny desk concerts JAPAN♪ (2024.03.16) 

 

”陽の気”に包まれてる空間にほっとする。ライブ会場としてつくられたオフィスの部屋の明るいやさしい雰囲気に癒される。

信頼しリスペクトしてる人たちとセッション。最高のバンドメンバー、リスペクトするシンガーのお二人と大好きな番組の企画に一緒に参加できるなんてこんな幸せなことはないんじゃないのかな。風さんの楽しそうな雰囲気が伝わってきて嬉しくなる。

画面のフレームの中にきれいにメンバーが入り、皆の表情や演奏、ギターやベースの弦を弾く手元もしっかり観られて嬉しい。

‘’tiny desk concerts‘’・・番組のタイトルの通り、部屋の真ん中に小さな机。そしてコンパクトなスペースにギュッとまとめられたステージ。中央の机の上には風さんの弾く‘’KORG Grandstage‘’。

目を引くのは画面左側の赤いフレームがアクセントの棚。その奥から入る明るい光。そして床一面のシックなカーペットの赤。風さんのピアノが置かれた机の脚の赤。

後ろの壁には少しランダムなようでバランスをとりながら無造作に貼られたポスターや掲示物。部屋のあちこちに配置されたかわいいマスコットの人形や小物、観葉植物のグリーンも合わさって全体のバランスが、、とにかく全部かわいい🍀!!

部屋全体の雰囲気が明るくておだやかで癒される。

中央に座る風さんは、白に近い金髪に淡いグレーベージュのゆったりしたトップス、アクセントのネックレス。

ボトムスは・・女の子のドレスに使われるような華やかなふわふわした生地で作ったやさしいピンクのパンツ。椅子に座って足元がはっきり見えなくて、えっと…人魚!?って確認したくなる💦

 

バンドメンバーさん達の演奏も最高だった。超絶最高のテクニックで演奏してくれるバンメンさん達の音にのせてコーラスもまかせて、自由にアレンジ、フェイクを入れて楽しそうに歌ってる風さんを見て嬉しくなる。

風さんはひとりでピアノの弾き語りで曲を完成できちゃうけど、やっぱり大勢で音を合わせるのは楽しそう。

風さんの後ろで一番存在感があったのがDURANさん。とにかくすごく落ち着いてて余裕があって、演奏しながら時々笑顔でバンメンさん達を見ている様子、、いや見守ってる雰囲気に”守護神”的な安心感を感じた。

 

ーーオープニング、風さんのピアノで”まつり”の和の雰囲気のイントロが流れ始め「tiny desk concerts JAPAN」のタイトル画面が現れる。始まりもカッコ良かった♪

ピアノソロのイントロ終わり、後ろを振り向きドラムの誠也さんとアイコンタクトをしドラムの合図とともに他の楽器の音が加わる。

(風さんがちょっと笑ってたのは最後のピアノの音が多かったから?後ろを振り向いて気にしてたけど誠也さんは何事もなかったかのように冷静にリズムを刻んでた。。)

”まつり”はゆったりした落ち着いた雰囲気のアレンジ。アウトロはスローダウンしながらきれいなピアノの音で締める。

一呼吸おいてこぼれ落ちるような繊細なピアノの音からの「Hello tiny desk!」がカッコいい。ベースの勝矢さんも思わず顔をあげて笑顔になってた。

 

英語で「招待してくれてありがとう」からの”ガーデン”へのつなぎが気持ちいい。さらっと英語のMCを入れてテンポよく次の曲へと移っていく。

ピアノの音が儚くてやさしい。音の余韻を楽しむようにゆっくりと間合いを取りながら歌い、優しいコーラスが加わる。

ワンコーラス歌ったあと存在感のあるベースの低音とリズムを刻むドラムからすべての楽器の音が加わり、徐々に音の厚みとボリュームが増していく。音の重なり、コーラスの重なりが本当に気持ちいい。(”ガーデン”は一番好きな曲♪)

 

拍手のあと一呼吸おいてベースの音が流れる。

なんといってもカッコいいのは”damn”の始まり!ベースがメロディーとテンポを刻む。ドラムが細かくいろんな音を使い分けてリズムを刻む音がカッコいい。

そしてギターの色気のある音。ギターってほんといろんな音色があって空気が自在に変わる。(DURANさんがすごいのか💦)

バンドメンバーの紹介の間流れるノリのよいメロディーがお洒落でカッコ良かった。

”damn”の勝矢さんのベースがメロディーを歌ってる時にDURANさんがすごい笑顔で見てたのに和んだ。そしてギターのトレモロが繊細で聴き惚れた。コーラスとの絡みが気持ち良かった。

”きらり”。誠也さんのドラムがリズムを刻み始め、Yaffleさんのしっとりしたキーボードとギターが入る。そして風さんのジャズアレンジのピアノ。落ち着いた色気のあるイントロでガラッと雰囲気が変わる。

ゆったりした音色のギターのメロディーに合わせ風さんが立ち上がりリズムをとりながら背中を向ける。いつもの無防備な風さんがさらに無防備すぎてやられる。

”きらり”のアレンジカッコ良かった。

 

”満ちてゆく”。イントロ、やさしいおだやかな空気を含みつつも歯切れのよいギターの音が流れる。DURANさんの演奏に丁寧に歌声をのせていく。

ギターとヴォーカルのみで流れる音は軽やかで少しほっとする。

後半のコーラスの重なりが気持ちいい。”にしな”さんのきれいな形で放たれる個性ある管楽器の声。”Yo-Sea"さんの何の違和感もなく馴染んで寄り添うおだやかな声。風さんの低音の響く弦楽器の声。風さんの声は空気を震わせ入り込んでくる。

明るい空間でこの曲を歌ってくれて良かった。(MVでは人生の終盤を描いていたから💦)

 

”死ぬのがいいわ”。しっとりとした雰囲気で風さんのピアノのイントロが始まる。Yaffleさんのキーボードがゆったりした空気を作る。

サビの所から徐々に楽器の音数が増えボーカルも力強くなる。伸びやかで力強いフェイクに魅了される。最後、余韻を残さず音を消し、終わり方が潔くてカッコよかった。

 

準備期間が短くて、急遽コーラスをお願いしたり、選曲やバンメンさん達とのアレンジ、ライブの流れを考えたり、いろいろ大変だったと思うけど全部最高で中身が濃くてめちゃくちゃ楽しいライブを観させてもらった。伴奏とコーラスをバンドメンバーにまかせて自由に歌を表現してところが沁みた。

限られた時間の中にMCとアレンジした曲を6曲も入れてくれて、本当に贅沢で最高のライブだった♪

 

公式Instagramより

 

ー今現在(4月半ば)、これから先の準備でいろいろ忙しいと思うのに、インスタライブで顔を見せてくれたり、レコーディングの合間の様子を見せてくれたり、写真を上げてくれたり、、いつもありがとう🍀たくさん助けてもらってる。たくさん”happy”をもらってる。

 

 

日本には八百万の神様がいるっていうけど、風さんには世界中の神様がついてると思う。目的を成し遂げようとまっすぐ前に進んでるひとは、みんな応援したくなる。

好きなことは楽しんでしたい。

自分で自分にプレッシャーかけすぎずに、休息しながらエネルギーをためて、また好きなことを楽しめたらいいなと願う。

体に気を付けて、すべてのことがうまくいきますように🍀🍀

公式アプリより

公式Instagramより

 

 

*他画像は”NPR Music” 公式YouTubeより




「Fujii Kaze : grace 2022 | Documentary」…備忘録📒

 

木の葉の隙間から日の光が差し込み鳥の鳴き声が聞こえる。

土の上に足をつけ畑の中で大きく育ったさつまいもを掘り起こす。きれいな空気を感じる自然のなかで、大きな舞台を終えてリラックスしている風さん。

2022年春からのハードなスケジュール(2ndアルバム「LASA」リリースに伴うラジオ出演、「MUSICA5月号」の長編インタビュー、「藤井風テレビ」、賞をもらって贈呈式に呼ばれたりその後の長いツアー、、いろんなことがあった)、今まで経験したことのないたくさんのことを経験しスタジアムライブを無事成功させたその4日後の様子が冒頭で流された。

「いままでのキャリアを包括するような、総括するような、このままもう引退するんかなっていうぐらいの(笑)そんぐらいの集大成みたいなもんが続いたんで。ほんとでも今までありがとうとでも言いたくなるぐらいの、、。」

いきなり寂しくて不安になるような言葉。でもそれだけ心が揺れながら、戦いながらの半年間だったのかな。

印象に残る言葉、心に刺さる言葉がたくさんあったので少しだけ文字にして残したい。

 

ーー行きたくても行けなかった”alone at home Tour”の一部を観せてくれて嬉しかった。ギターの弾き語り最高だった。

照明を落とした暗いステージ。温かい色のスポットライトが風さんを照らす。リラックスした衣装でギターを持ちソファーに座る。

左手で弦をおさえ右手の親指で弾く。ギターを叩いてリズムを取りつつ上から手のひらで弦をおさえ響きをとめる。心地よいリズム。リズムと和音を同時に奏でる。おだやかなギター。柔らかい声。フェイクもビブラートも丁寧に響く。間合いもテンポも声の強弱も声の出し方も、響く音すべてがやさしくてこの場所が落ち着くおだやかな空間になる。奏でる音と風さんの持つ雰囲気で空気が優しくなる。

 

アカペラ、弾き語り、動き回っていろんな場所で歌って、水をこぼして衣装チェンジ。訪問者の友人とご当地ネタのやりとり、生リクエストの弾き語り、、風さんの日常を見せるように作り込まれたステージが贅沢。可愛くて観てるだけで癒される。

今回の凝った演出、ずっずさんの「お客さんを驚かせて楽しませたい」という考えで動いてたんですね。

風さん「今までと一緒のことをやってもしかたがない。自分がやることに新鮮さを感じていたい。前のままの自分じゃおもしろくない。」

「基本、この人(ずっずさん)の願望を叶えるプロジェクト。最初からそうっすよ。」と遠慮がちにちょっと不満げに宮地さんに伝える風さん。

舞台セットの温かみのある色あいのソファー、色味がレトロな絵画、ひとつひとつの家具や小物、雰囲気が優しくて風さんに合ってて本当に素敵な部屋だった。

 

2022年5月19日ホールツアー初日。神奈川公演(相模女子大学グリーンホール)後、生のライブでファンからのリクエストに応えて弾き語りをするコーナーで上手く仕切れなくて困り、なんとか今後の方向性に折り合いをつけたあと、

「自分がこんなにライブをするようになるとはそもそも思ってなかった。もうほんとに、ライブを一回も見に行ってないの。人のライブっていうものに、ほとんど。お金を払って見に行ったことが一回もない。”生で見たい、生で会いたい。”と思うんすね。好きな人に、好きなアーティストに。その感覚があんまりよく分からん。(笑)ダメっすね。ほんと。何か、、そう、だからなんでライブに来とんでしょう。人は。人はなんでライブに行くんやろうね。」

 

2022年5月26日、27日。東京公演「LINE CUBE SHIBUYA」。2019年11月17日、デビュー前”NAN NAN SHOW”を行った同じ場所でライブをすることについて、

「いや、でも帰ってくる時にまさかこんなスタイルのライブをしてるなんて、、だってあの頃は”弾き語りで自分の曲やるなんて嫌だ”って言ってバンドになったんですから。

だからワシの頭の中でオリジナル曲は、ドラムとかベースとか他のいろんな楽器が鳴っとるから、まずその完成形を聴いてもらいたい。みんなに。だから、弾き語りでやるもんじゃないんだと。

そして3年後帰ってきたら、ほぼ全曲弾き語りで自分のオリジナル曲をやってるって、、。でもこれはもうみんなにね、これだけ知って、曲も聴いてもらえてるっていう背景があるからできることだし、そうなれてるっていうことにすごい感謝してますね。」

 

2022年6月3日、三重公演(三重県文化会館)。

この年の4月、ロサンゼルス滞在時にコーディネーターをつとめてくれたひろきさんの言葉が嬉しかった。”aahT”のライブを観に来て、

「ピアノだけだったら曲の良さがわかる。もっとわかる。もっとピュアな曲みたいに聴こえるのも僕もそれはなんか嬉しいかな。ポテンシャルがいっぱいあるっていうのが、周りのすごい人達がそう言ってるから、みんなが応援して、みんなが何か少しずついろんなことを考えたり、すごいことをセットアップとかできたら、風くんの自分のタレント(才能)でさ、いけるって思うんだよね。」

 

2022年6月13日大阪公演(オリックス劇場)。ドコモのプロジェクトへ向けての曲作りで思うように進まないときのザベスさんからの問いに、

「なかなか降ってこない。ペンが進まないみたいな状況なの。」

「悔しくなるだろうから聴かなかったみたいな曲がいっぱいある。あることに気づいた。それって自分のあまりよくない心の表れやなと思って。なんか勝負って思っちゃってるやんみたいな。比べたがっちゃってるやん。そう、その時点で。もっとフラットに、もっとピュアに、向き合いたいなとは思わされましたね。」

・・・”良くない心の表れ”ってすぐに内省してるところが素直で柔らかいなと思う。物づくりをするとき、自分だけのオリジナルの物を作りたいと思うし、人に影響されたくないからあえて人の作品は見ない、触れないことはあると思う。本当に自分の中から生まれてくるオリジナルのものを作りたいと思うのはみんな同じだと思う。

 

2022年6月23日。北海道公演(帯広市民文化ホール)。

移動のためザベスさんが車の中で待ってる時、風さんが近づいてきたとたんスピーカーから完成した新曲「grace」のデモ音源が流れた。"KAZE FILMS docomo future project"のために作られたこの曲について、

「日本人って何か、基本的に自己肯定感が低いような気がしとって、自己肯定感のアップはすなわち幸福のキーでもあると思うから、ワシは。早いうちから、ていうか学生のうちからね、自分をまず愛するっていうことのヒントをちょっとでもシェアできたらなって。」

 

2022年6月29日。愛媛公演(松山市民会館)。この日の深夜午前3時のTwitter「悟り」の意味を問われ、「次のワシのフェーズの気分。今までとらわれてたものから解放されるみたいな。手放そうと思って手放せなかった感情とか心情とか、何か今までの自分の重荷になってたようなものから解放される。

実際に自分もとらわれてしまっていた感情みたいなものから「grace」を作る過程で、結構そこから自由になっていったような感覚は本当にあって、今までのもがきから、そのもがきがひとつ実を結んでまたひとつ、何か重荷だったものを手放すみたいなことがこのツアー期間中に出来てる気がする。」

 

2022年7月2日岡山公演(倉敷市民会館)。故郷でのライブ。

「全国をホームにするツアーでもあるし、いつも通りやらさしてもらいます。」

ザベスさんによく身に着けてるタオルのことを聞かれ、「元々はお姉ちゃんが美容師時代に使っとった。だから2008年くらいから存在してる。オカンの”カゼ”っていう刺繍まで入っちゃってる。で、オカンが縫い合わせてん。この長さじゃ物足らなくなってきて差をつけるためにすっごい長いのが欲しいって言ったら、、。もう穴がめちゃくちゃ開いてる。一生使います。」

 

2022年7月7日。熊本公演(熊本城ホール)。七夕の日。願い事を書くとしたら?と聞かれ、「願い事って難しいよね。マジレスするとあれですよ。”役に立てますように”ですよ。時々自分が何の役に立ってるのかがわからなくなるから、、。個人的な願いはないね。もう満たされてるよ。十分。」

ーファンからのたくさんのコメントや反応を受け取る中でいろいろと考えるのかな。

 

2022年7月9日鹿児島公演(川商ホール)。この日朝から喉の調子が良くなかった。リハーサルでもうまく声が出ず病院へ。応急処置をしてもらいこの日はなんとか無事にライブを終えた。

2022年7月10日。宮崎公演(都城市総合文化ホール)。鹿児島を出て宮崎の会場へ移動。この日風さんの顔を見て体調を心配し体温を測ると熱も少し出ていたので河津さんの判断で病院へ行き、感染症の陽性と判定されこの公演含め5公演が延期になった。

初めての、体調不良による公演当日の中止発表はつらかったと思う。ライブを行うためにたくさんの人が準備し、待ってる人がいるのを知ってるからこそしんどかったと思う。

 

2022年7月21日。広島公演(広島文化学園HBGホール)。復帰後初のライブ。

開演前スタッフへ向けて謝罪のあと、「改めてライブができることは、こんなにもありがたいことだったのかと気づかされました。」

ザベスさんから、宮崎で体調不良になり当日ライブができなくなった時の気持ちを聞かれ、「初めて、ほんと初めて”え、ライブしたいんだけど”って思っちゃった。自分にそういう気持ちがあることに驚いたし、ワシは幸いすごくたくさんの人に心配してもらえて、たくさんの人が回復を応援してくれてみたいな立場に、すごいありがたいことにおれたから、だからこそ本当に、これを多分一人で耐えとる人がいるわけだから、一人でひっそりとコロナになったり病気になったりする人がいて、、だから本当にそういう人たちの何か支えになるようなことをしないとなと。改めて。自分ができることはそれかなと。」

 

2022年7月28、29日。東京公演(昭和女子大学人見記念講堂)。

東京公演でのMC「今日は実はツアーファイナルになる予定の日でした。もうほんま、みんな、”健康第一ですよ”ってことがすごい言いたくて。本当にもう、元気でおってください。寄せ付けないくらい心も体も元気でおってほしいし、心が元気になるためにはまあいろいろあると思うけど、自分自身のことをまず自分が愛してあげてください。」

 

2022年8月14日北海道、”RISING SUN”出演。突然のお知らせ。急遽”YouTubeで生配信”を決断してくれたことは本当に嬉しかった。準備がすごく大変だったと思う。出演を引き受けた風さん、チーム風スタッフさんに感謝。最高のライブだった。

この日たくさんのカバー曲を歌った後、”きらり”で高音の声が出なくてめちゃくちゃ心配した。体調が万全ではないのかと。でもドキュメンタリーで理由を教えてくれて安心した。ーー「普段使わない声だったから次の”きらり”が枯れたのかな。カバーのほうが一生懸命になっちゃうかもね。」

どのカバーも本当にすごく良かった。特にKing Gnuの 「Vinyl」はカッコ良すぎてびっくりした。感動した。複雑なリズムのピアノと迫力のあるヴォーカル。本当にピアノがめちゃくちゃカッコよかった!!

他のアーティストの曲をカバーするときはヴォーカルも近づけるから喉への負担も大きい事があらためてわかった。

 

2022年8月21日、和歌山公演(和歌山県民文化会館)。

「待ってくださってたお客さんを目の前にすると、ただただもうその時できる自分のベストを出そうとすると、見てくれとる人の心が反映されるし、逆にワシの心が良ければそれを反映させたいと思うし、こう高めあっていきたいっすね。」

ザベスさん「その反映されるってことがまさにさ、そこがやっぱライブの醍醐味なんじゃないの。」

風さん「ああなるほど、そうかも。」「周り、、がいるからこそ背筋が伸びるし、いい人でありたいと思うのも周りがおるからやし、ライブはその究極かもしれないっすね。」

 

2022年9月5日京都公演(ロームシアター京都)。”aahT”ファイナル。

「ちょっとコンタクトはめ忘れた。マジで。スタッフさーん💦💦」

 

無事に終了したツアーファイナル京都公演後の言い訳がかわいい。コンタクトを入れ忘れてライブの途中でスタッフさんに持ってきてもらった風さん。「えーんw。いやーファイナルって緊張するね。これも含めて”日常をみせる”がテーマのツアーなので、、。」

「自分のベストをみんなに毎回毎回見てもらいたいから、自分もちゃんと人間的に成長していかんといけんなって思わせてくれる。ライブがあると。

次はより良い状態で、より良い人間としてライブしたい、みんなの前に出たいと思うし、だからライブと人間の成長みたいなのは今回は特にすごい一緒になってたというか、、。」

 

2022年9月17日~インドにて「grace」MV撮影。

2022年9月27日~10月7日、スタジアムライブのリハーサル。

 

2022年10月13日。ステージが組み上げられ華やかなライトが取り付けられていく様子が早送りで映し出される。その様子を見つめる風さんの表情を見るとどんな気持ちでこのライブに立ち向かおうとしてたのかなと想像する。怖さや覚悟、いろんな気持ちがあったんだろうなと思う。

 

2022年10月15日スタジアムライブ1日目。

河津さん「大それたことを”やろうよ”って言っちゃったなって。…まあ思ってたけど、音が出るとやっぱね、ああこれ喜んでくれる人いるだろうなと思うと、”やろうって言って良かったかもしれないな”って気持ちですよね。」

ザベスさん「風のことを考えたらっていうことは、風君と出会ったからこそひらめいたアイデアってこと、、。」

河津さん「そうそう。」「風だからできると思ったし、やろうと思ってるだけだから。俺がなんかやりたいと思ったわけじゃないよ。風がここでやったらいいんじゃないかなっていう。」

河津さん「で、それを喜ぶ人が多いだろうなっていうのと、”LOVE ALL SERVE ALL”っていうアルバムのライブをちゃんと大きいところでやりたいなっていう。

初めての場所っていいよね。みんなが一丸となるから。皆がさ努力するからさ、できない難しいこと、無理難題めちゃくちゃあるのよ。初めての会場ってどうしても。

それをみんながさ、ちょっとずつ努力してそれをクリアしようとするから、団結力めちゃくちゃ高まるんで、それが良かったと思いますよね。今。」

ライブ終了後、関西地区コンサートプロモーターの力竹聡明さんの言葉「いっぱい色んな演出したんですけど、いっぱいいろんな、みんな頑張ってやったけど、風君の存在自体がでかすぎて、彼一人で色んなもんをあんだけ背負って、でも背負ってない空気感がすごかったな。このチームはすごい。風君が出してくるオーラを超えてやろう、超えてやろうってのがすごい。勝ってやろうっていうみんなのパワーで倍増されてると思うから、このチームはすごいっす。」

風さん「普通にやったら気持ちとかに圧倒されるような場所なんで、だからもうとにかく冷静に、フラットに落ち着いてやろうと心がけてたんで。でもほんとにみんなの愛を感じて胸はいっぱいになったけど、ほんとにでもみんな一緒なんだよっていうことを、、なんか不思議な感じでしたね。ただもうみんなと一緒に同じ時間を過ごせたぐらいの感じで、それにこんなに来てくれて、ただただもう感謝の気持ちがあるだけですね。」

 

「みんな同じものの一部。なんか、海に例えたら一人ひとりが泡。泡ってプチってしたらもう海になっちゃう。それと一緒で、もう”自分が自分が”ってなってるエゴとかが強い状態がすごい硬い泡ができちゃってると思うんだけど、それをプチってつぶして一つの大きなものとひとつになったら、自分はもうほんと大きなひとつのものの一部だって思えると思うし、”みんな一緒なんや”って思うと思うし、みんな同じもんでできとるしみんな同じとこから来て同じところに流れていくんやって思える。

その海の泡の話はオトンがしてくれたんやけど、そういう考え方があって、まあそれが年々現実味を帯びて感じられるようになってる感じ。でももうこのライブ、今回のそれがすごい意識できたっていうか、、前まではまあ”自分は神様と一緒なんだ”って思いながらやってたけど、今回はほんと”みんなが神様なんだ”っていう、そっち・・・そういうふうに思いながらできた気がする。

だからほんとみんな一緒やなと思うしみんなアメイジングやし、みんなアメイジング・グレイス。」

 

ーーーそして最初の畑の場面。すべてのさつまいもを掘り終えたあと、あらためてスタジアムライブを振り返っての感想。

「ほんとでも”今までありがとう”とでも言いたくなるぐらいの、うーん、、一区切りって感じですよ。ワシはこっからどう生きていこうかなあと。この地球のために。世界のためにまだ何ができるのかなあと、考えておるところですわ。」

「地球感じながら。もうほんといつ引退しても、いつ終わってもいいぐらいにはもう、、今の気持ち。」

 

初めての有観客スタジアムライブ、音楽ライブが初のパナソニックスタジアム。芝生の心配やステージ作り、ライブの構成、凝った演出、こだわりのフードやその会場作り、グッズのスムーズな購入の仕方への工夫。たくさんのいろんな準備、配慮があって、撮影も入って、極限の状態で行う数万人規模のライブを開いてくれたことに感謝しかない。

デビューして短期間でこの規模のライブ、本当に大変だったと思う。10月半ばなのにめちゃくちゃ暑くて思い出に残る最高のライブだった。「風の秋まつり🍁」楽しかった!!

自分の好きな道に進んでる風さん。

風さんはすでにたくさんの人の力になって支えてる。歌う人になって今、みんなの前に出てきてくれてありがとう🍀 疲れたら休みながら、時々みんなの前に「元気だよ☺️」って顔を見せてくれたら嬉しい。

 

公式アプリより

(ガパオライスとチュロスを食べた。美味しかった♪)

 

*他、画像は公式YouTube、公式Instagramより

 

 

 

HAPPY HOLIDAYS 2023-ねそべり配信  (2023.12.17)

 

最高過ぎて幸せすぎて溶けて消えてなくなりそうだった。可愛いしやっぱり歌もピアノも大好きだし、曲選びも洋楽邦楽ミックスして緩急つけてメリハリある選曲で、しっかり可愛いグッズを身に着けて見せてくれて、みかん一口で食べてしゃべれなくなってちょっと息が苦しくなってみかんの皮はキーボードの上にポイっと投げて予測できないことするし、その自由さに振り回されて鍵盤を心配したりみかんの皮をむいてる途中で歌い始めて逆の位置からピアノ弾いて音鳴らして歌聴かせてくれたり、ほんと自由で可愛くて楽しい。

みかん食べたあと瞑想してリラックスして一息ついて”まつり”を歌ったあと静止画像みたいに両手を広げて固まって遊んでくるし、

最初は海外ファンの方にベクトルを向けて洋楽多めの英語トークメインかなと予想してたけど日本語でもいろいろしゃべってくれて(後日字幕つけてくれてありがとう!!)、

コラボした曲やお友達のバウくんや髭ダンの話もして丁寧にカバーを歌って聴かせてくれて、ドラマ”すき花”の話やお世話になった方たちへのリスペクトや配慮もあっておしゃべりも楽しくて幸せな時間でした♪

ーーーホント最初の登場から可愛すぎた。帽子は告知の時に見せてもらってたけど上着!ポップな書体の目を引くオレンジ色の「K」と「HEHN REC」のワッペン、さりげなく(分かりやすく)見せてくれたバックの「Workin Hard」の文字。中に着てるマスタードイエローのパーカーの「my flowers here」。全部可愛い❣ パープルのランダムな柄のパンツもカラフルなソックスも似合いすぎて可愛すぎる。”髭なし”のきれいなお肌でまっすぐカメラを見る視線に、オープニングからただ画面を見つめて微(かす)かに息をしながら固まってた。。(可愛すぎる!)

突然の告知からの生配信、すごく嬉しかった。曲作りとか、いろいろ忙しいのかなと思ってたからまさかこの時期にしてくれるなんて思ってなかった。

でもグッズらしき衣装を見せてくれたということは何かいろいろと計画が進んでるのかな。昨年2023年は国内ツアーの後、初の海外でのアジアツアーがあったりして大変だったと思うのに年末にこんなプレゼント!!うん、生きていける。幸せ。

生配信してくれてありがとう。 風さんのピアノが大好きだし、あんまり力を入れすぎずに肩の力を抜いてリラックスして好きな歌を思いつくまま自由にアレンジして楽しそうに歌ってるのを見るのが好き。

今流行ってる曲を歌ってくれたりお気に入りの曲を歌ったり定番の曲を挟んだりバラードもハイテンションな曲もソフトな声も張り上げる声も、自由に歌っていろんな表情で時々カメラを真っ直ぐ見て歌ってくれるのも嬉しいし、いろいろ近況とかエピソードとか教えてくれるのも嬉しい。とにかく今同じ時間を共有してる、今カメラの向こうに存在してるんだなと感じられることが嬉しい。

素のまま無理してカッコつけずにしゃべってくれるところに癒される。

生配信の弾き語りって、何故か子どもが好きなおもちゃに夢中になって遊んでるみたいに見えるからかわいい。自由に音を楽しんで気持ち良さそうに歌ってる雰囲気が好き。

ピアノの音と鍵盤の位置が体に染み込んでて見なくてもどんな体制でも逆の位置からでも弾いちゃうし、みかんの皮を白い鍵盤の上に放り投げて楽器は丁寧に扱わなきゃいけないっていう気遣う雰囲気はまったくなくて(それでいいのか!?)子どもの頃からずっと一緒に遊んできた友達みたいな仲間感を感じる。

普段のいつも通りの当たり前でナチュラルな雰囲気を感じるから見てて安心する。好きな音の組み合わせを探しながらたくさんの時間を過ごしてきたんだろうなと感じるし、今ここに存在してる風さんの一曲一曲歌ってくれる表情やリアクションが可愛くて、歌も上手くてカッコよくて見てて幸せな気持ちになれる。

 

最後、アンコール、まったく予想してなかったんだろうな。

生の弾き語りはアレンジを変えてくるところに本人にこだわりがあるのに、「何なんw」は今までライブも含め何回もアレンジしてきて、生配信でさらに要求されるって、、あんな表情になるよね💦 

風さんの中で「花」を丁寧に歌いきって気持ちよく締めようとしてるところに流れを断ち切るホワイトボード。ちょっとガックリくる気持ちはわかる。。途中帽子を投げて最後アウトロをこれでもかと弾いて力尽きて倒れ込んだのが可愛かったけどちょっとかわいそうだった💦 デビューしてこれまでライブをたくさんやってきて、もうそろそろラストも風さんに任せてあげて欲しいって思ってしまった。。

笑って楽しそうにしてるところが見たい。それだけで安心する。好きな人たちと好きなことをして楽しく過ごしていてほしいと思う。ものづくりをするのは大変なことだと思うけど、風さんのペースで、新しい曲を思いついたらいつか聴かせてほしい🍀

これから先いろんな出来事、悲しい事が起こったとしても物理的に助けられなくても、人の力になれるものを発信できる人、なにか少しでもできることをしていけたら、力をもらえる人がたくさんいると思う。

今回、これから先の嬉しいお知らせを教えてくれてありがとう。楽しみにしてます💛!!

「路上?」

 

(*画像はすべて公式YouTubeより)

 

「花」 MV .. 前に進んで行く歌🌸

 

2023.11.24「花」MV公開。

人の命は儚い。形ある生き物すべていつか終わりが来る。今生きているこの瞬間もその道をたどっている。だからどう生きていくのか。

黒いスーツ、金髪の髪、光るアクセサリー、黒い車、後ろには溢れるほどのたくさんの花。煩悩に囚われる人間と花のような風さん。果てしない地平線が続く先の見えない砂漠のような世界で自分はどう生きたいのか。

自分の心の中で過去に葬った本来の目的であった意思を、棺に入れて走る。

(自分は何がしたいのか、何ができるのか。本来好きだったことは何だったのか。)

広い砂漠を高い空から見下ろすと、スピードを上げて走る車はほんの小さな存在。

 

車を止め着いた場所では現世の自分はすでにいない。本来の生まれた目的を知っている自分が軽やかに楽しげに歩く。

黒いスーツの自分は遺影の中。色とりどりの幻想的で華やかな衣装をまとい煙を薫(くゆ)らすお香を口で咥え、もてあそびながら香炉にさす。

過去の自分を弔(とむら)う。

これから生まれ変わる自分。色鮮やかな色彩の衣装で見渡す限りどこまでも続く晴れ渡った空に手を伸ばし、自分の進みたい方向へ進めばいいと伝えてくる。

 

日は落ち闇に覆われ、煌々と照らす炎のまわりで顔を覆い同じ華やかな衣装をまとう者たちと踊る。

それだけ見れば恐ろしい映像なのに、風さんが時々笑顔で楽しそうな表情をするから救われる。

黒いスーツの自分の大きな遺影の前で、煙と炎、火の粉が舞う中楽しそうに踊る。

夜の真っ暗な中、炎のオレンジ色の光に照らされ幾重にも重ねた華やかな布地が踊るたびにひらひらと舞う。髪にまで編み込んだきれいな布地は違和感なく溶け込んで似合ってて可愛くて綺麗で幻想的な雰囲気を醸(かも)す。

 

5人で燃える火を囲み踊る絵を上から見ると「花」のジャケットのアートワークが浮かんだ。

 

昼夜踊り続け黄昏時…この世とあの世が交わると言われる時間帯、粉々になり儚く消えていく。一緒に踊っていた者たちもすべて消えてなくなり、きれいな夕日と闇に沈んだ砂漠が残るのみ。

自分はどんな風(ふう)に生きていきたいのか。

 

リアルと空想の境界をゆるやかに繋いでMESS監督の作る映像のストーリーが風さんの伝えたいことを鮮やかに見せてくれる。歌詞の世界に一気に連れていってくれる。

メッセージは一貫してる。そして風さんは新しいことを吸収してデビューからずっと前へ進み続けてる。同じところにとどまらない。だから応援したくなる。

(・・MVが出るまで時間がちょっと空いたから「いちばんすきな花」の春木椿役のゆるかわいい松下洸平くんの沼に落ちかけてたけど一瞬で引き戻された!💦)

 

今回まさかの砂漠での撮影、最高にカッコいい風さんを見せてもらった。映像の色のコントラスト、鮮やかさに目を奪われた。広大な砂漠と晴れ渡った空の開放感。黒スーツ風(かぜ)と花のような衣装の妖精風(かぜ)。炎、火の粉、煙の美しい映像。禍々しい雰囲気のこの世ならざる者と楽しそうに踊る風さんの作り出す世界、そして風さんの非現実的なまでの可憐な妖精への変身ぶりに驚かされた💦 スタッフさんたちのお仕事にも感動!

この曲は柔らかい曲だと思っていたのに今回のMVで急に力強い曲に印象が変わった。”前に進んで行く曲”だと思った。

素敵なMVをありがとうございます♪

 

 

 

公式Instagramより 「紛れ込んだ妖精」

(他、画像は公式YouTubeより。)

(*感想は個人的なものです。)

 

 

 

”花”とアートワークとアーティスト写真。

 

最初に聴いたとき、イントロが普段の日常に添う親近感のわく音だなと思った。ちょっと懐かしくて親しみやすいメロディーと、低音のベースとピアノの刻むリズムの音が隣で同じ歩幅で歩いてくれるような感じがした。

 

第一話でドラマに挿入されて聞こえてきた時すごくぴったりでびっくりした。ゆくえ(多部未華子ちゃん)のシリアスな場面でのセリフ。

 

「二人組になれなかった4人。4人全員、余っちゃった一人、、。」

 

ちょっといたたまれない空気の中、場の雰囲気をそっとくずして柔らかくして和ませるような曲の入りに、ぴったり過ぎて嬉しくてテンションがあがった。力を抜いたやさしい歌い方でいろいろ迷いのある主人公達に寄り添ってくれるような曲だと思った。

 

フジテレビ公式サイトより

 

ゆっくりと丁寧に心の動きを表現しているストーリーの中に何の妨げもなく心地よく馴染んで溶け込んでいく。声もメロディーもやさしいから余計に、アクセントとなって存在感のあるドラムの音が心地よい。(ドラムを叩きたくなる!💦)

 

この曲の雰囲気は風さんじゃないと出せない気がする。普通のフリして風さんらしい小技(こわざ)がいろいろ仕込まれてるところに”ah”ってなる。「Da ta rat a tat ♪」がかわいい。

最後の「my flower's here」も好き。ささやくようにやさしい声で心地よくリズムにのって繰り返される終わり方にしびれた。

 

(歌詞の「しわしわに萎れた花束小わきに抱えて♪」を最初に聞いた時はちょっと胸が痛くなった。。早く水を吸わせて元気にしてあげたいって思ってしまう。お花が好きなので咲き終わるまで、咲ききってしおれるまで最後まできれいに保ってあげたいと思う。

曲の主旨と違うけど💦)

 

色を組み合わせることが好きで、それぞれのお花が放つ光を感じ取ってより光を増すようにお花を組み合わせていくことが好きだった。昔、生け花の先生に色の組み合わせがきれいと言われた時は嬉しかったな。

 

一人暮らしを始めて最初に買った絵はカトランの絵だった。花瓶に生けた花を描いた絵で、花の形状ではなく色を感じて色を描いた絵。その頃よく通ってた好きな雑貨屋さんで惹かれて買った。

 

mottyさんのキービジュアルでそのカトランを思い出した。色が鮮やかでまっすぐ目に飛び込んでくる。”Free Live”と”aahT”が特に好き。本当に色鮮やかで明るい雰囲気で、風さんのあたたかい波長と合っていてずっと見ていたくなる。

公式Instagramより ”Free Live 2021”

可愛くてほっとする。きれいなグリーンの芝生の上に、手書きのゆるい線で描かれた黒いピアノ。そのピアノの上で寝転ぶリラックスした笑顔の風さん。赤いチェックのシャツの色とブルーのジーンズがアクセントでもあるけどリラックスもさせてくれる。空気がやさしくて癒される。

公式Instagramより ”aahT 2022”

 

これはとにかく一番好き。色が鮮やかでどこから見てもおしゃれなアートなのに、実在の風さんが絵の中に入り込んで不思議なくらい馴染んでる。表情も含め本当に大好き。風さんの名前が”絵を描いた人のサイン”みたいに入ってるところもかわいい。

 

今回の”花”のアートワーク。あたたかいオレンジに近い黄色を背景に形の異なる花びらが合わさってひとつの花になってる絵に心があたたかくなる。鮮やかでインパクトがあってひとめで心に残る。文字の書体も控えめな大きさもさりげなくて可愛くて好き。

公式Instagramより



そして今回の「花」の新ビジュアル。

公式Instagramより

 

びっくりした。花から花へ飛び回る蝶の・・王様。強くて華やか。

個性の強い鮮やかな布を組み合わせ蝶の羽のように広げ、金髪の髪色とバックのくっきりしたブルーの空の対比、カメラをまっすぐ見据える視線に迫力を感じる。冷静で落ち着いた表情で個性的な衣装を着こなし表現する風さんに世界に向けて発信しているんだなと感じる。

チームやデザイナーさん達と話し合いながらどんどん新しい風さんを見せてくれることが嬉しい。

 

公式アプリより プロフィール写真 (2023年10月)

 

新しく公式アプリのプロフィールに採用された写真。これは何かの匂わせ?新しいことが動いているのかな。(以前のプロフィール写真は見てなかった💦残念だけど。)

”カッコよさ”ではなく”風さんの表現の幅広さ”を伝えてきてくれてるのかな。それとも”花”つながり? 

 

風さんの新しい写真に驚かされ振り回されながらも次は何が起こるの?と深読みしてしまう。もはやモデル。どんな人物も表現できそう。いろんな服を着こなしつつ、香水、時計、バッグや靴もなんでも着こなして表現できそう。いつかファッション誌にも載るかな。。

心強いスタッフさんに恵まれて、これから先の新しい風さんも楽しみ。それから”花”のMVも ♪

 

 

 

 

Workin' Hard MV 8/25公開 (9/29、今頃感想・・)

 

7月初め、初めて”workin' hard”を聴いた時(この時は曲の前半のみ)、MVが出る前の曲のイメージはバスケしかなかった。そのリズム、音からバスケットシューズでコートを闊歩しボールをドリブルしその音が体育館に響くような。(昔バスケ部だったからかな、、)

 

今まで聴いたことがない音でびっくりした。カッコ良すぎた。。地に足のついた世界観。ピアノの音が重くリズムを刻んでる。最初は抑揚をおさえたメロディーと低い落ち着いた声で淡々と進み(声がカッコいい、、。)、刻むビートの音が徐々に増しそのリズムと音に飲み込まれる。言葉の音へののせかたに痺れる。重なるコーラスも発声の変化もただ心地よく入ってくる。声もフェイクも自由自在に拡がりその表現、歌声に引き込まれる。

 

 

「FUJII KAZE」と落書きされた車を容赦なく潰す。過去の物に執着せず、今の状態に満足せずとどまらずその先へと進む野心を感じさせるような。

Workin' Hard MVより

 

 

 

この絵が大好き。ブルーの車に赤いスプレーで落書きされた文字の配置、バランス。絶妙な車の汚れ具合。ワイパーの位置も太陽の影のかかり方も最高。そして車をつぶすのは名前が書かれた本人。車から降りてつぶれた車に肘をかけ満足そうにこちらをまっすぐ見て顔を傾ける。表情に引き込まれそうなところを打ち消すようにリズムにのせてタイトル表示。この冒頭のシーンがかっこよすぎる。

Workin' Hard MVより



スクラップ工場の通路の真ん中でリズムに合わせて地面をたたく。きれいとは言えない地面に這いつくばり笑顔を見せる風さんに狂気を感じつつも楽しそうだから無問題。

Workin' Hard MVより

Workin' Hard MVより




歌とピアノだけじゃない、MVで曲の世界を映像化することが大好きなのも今回すごく伝わってきた。ダンスがちょっと苦手な過去の風さんはどこにもいなくて、個性的なのにナチュラルな動きはどれもカッコいい。曲のメッセージを伝えようと語りかけてくれる風さんは言葉で守ってくれようとしてる気がした。

 

どんな衣装も髪型も違和感なく着こなし馴染む風さん。

バックヤードの扉が開き堂々と台車で運ばれて来る。ちょっとおもしろいのに当然のような雰囲気に何の違和感も抱かず受け入れ、カメラをまっすぐ見て語りかけてくれる風さんに素直に納得してしまう。

Workin' Hard MVより

Workin' Hard MVより



茶畑の風さんは見れば見るほどクセになる。

身長差のある小柄なお姉様方に囲まれちょっといかつい大きい風さんが華麗に踊る茶摘みのダンス。きれいな糸が織り込まれた日よけの帽子とピンクのリボンのついた茶摘みの衣装。ピンクのスカーフを首元で結んでそれが違和感なく馴染み、可愛いのにかっこいい風さんが笑顔は見せずまじめな表情で踊りかわいいお姉様方とのギャップに癒される。

開放感のある広大な茶畑のグリーンとピンクがアクセントの衣装とブルーの空が広がるきれいな景色にほっとする。

Workin' Hard MVより

Workin' Hard MVより

Workin' Hard MVより



商店で両手に人参を持ってリズムにのる。タケノコの削りすぎを心配しつつMV全体の中で多分たくさんのツッコミ待ちポイントがあるんだろうなと想像する。

Workin' Hard MVより

Workin' Hard MVより



スクラップ工場でのダンス。きれいな横顔、あごのライン、立ち姿も見せ方がきれいで翻弄される。(今回のMVのダンスのテーマは”骨格”ですか?)

Workin' Hard MVより

Workin' Hard MVより

Workin' Hard MVより

Workin' Hard MVより




ビートに合わせた揃ったシンプルなダンス。地に足のついた力強い雰囲気。”きらり”の頃のちょっと頼りなげなダンスと違って体幹で音を感じてより自由に表現してるように見える風さんに時の流れを感じる。”かわいい”から”カッコいい”になってる。

Workin' Hard MVより



今回の曲のアレンジで風さんの新たな魅力が引き出されたのかな。

イントロからノイズ音…古いレコードの無音の時に聴こえるようなプチプチという雑音が入り、力強いピアノの音がリズムを刻み抑揚をおさえたメロディーに落ち着いた声で淡々と歌うヴォーカル、曲のアレンジの少し無骨な感じがこれまでと違う風さんを見せてくれる。最初の始まりのヴォーカルから後半へ向けての変化、その声に満たされる。

 

Workin' Hard MVより 

 

今回のMVは地面をしっかりと踏みしめ地上で体を動かし労働する。その仕事は誰かの役に立ち誰かをしあわせにしていて、他者のために動くこと、誰かに必要とされることでそこで生きてる自身をも助けてるのかなと思う。

 

最後のシーン。高い建物をつなぐ屋根のない開放的な通路の真ん中で、両手を広げ高くかかげ伸びやかに歌うシーン。グリーンで統一されたかわいらしい屋根がたくさん並び日の落ちかけた空の水色と遠くに少しだけ残るオレンジ色に光る空が混ざりあい、煌々と光る街の明かりが見え、街の雑踏と車のクラクションの音が聞こえ日常の現実へと戻っていく。

Workin' Hard MVより

Workin' Hard MVより

Workin' Hard MVより

 

心の中には曲の中にちりばめられた言葉が温かく残りやさしい幸せな気分になる。


風さんの「誰かがちょっといい気分で人生を送れたりするために音楽をやっている」という初期の頃の言葉のとおり、今も変わらず風さんの作る音楽に癒されてます。

 

 

 

(*一番曲の好きなところ書くの忘れてた!

「All we gonna do is to make you happy」(わしらはあなたを幸せにするだけ)

「All we gonna do is to make you lucky」(わしらはあなたを好運にするだけ)

「All we gonna do is」(わしらは)

「All we gonna do is to make you make you feel alive」(わしらはあなたを生きてるって感じさせるだけ)

 

ここのリズムも大好きだし、こんなこと言ってくれるなんて涙が出そうなほど嬉しい。こんなこと言い切れるなんて覚悟もプライドも生きる目的も全部持っててすごくタフになってると思ったし、これからも新しい曲をプレゼントしてくれるかな、、ってちょっと安心した。)

 

 

 

 

 

 

Fujii Kaze and the piano Asia Tour in Bangkok 7/1,2

 

 

2023年7月1、2日、タイ、バンコク公演2日間が終わった。最初のオープニングのピアノからタイのファンに向けて全力で愛を伝える(叫ぶ)風さんを見てしまった。(ちょっと嫉妬してしてしまうくらい。。)

 

ステージに登場した瞬間から大きな歓声。ステージの上から照らす白いスポットライトが日の光のようで、焚かれたスモークと白いTシャツにその光が反射してあたたかいやわらかい空気がステージを包んでいるよう。

風さんのタイのファンに対する感謝の気持ちと、ファンがずっと待ち望んで見守るようなやさしい空気。

Chabi-yokoさんのYouTube動画より



ずっと国内外問わずの活動を目指してた風さん。

その始まりの曲、”死ぬのがいいわ”。おだやかに入るイントロ。ちょっとくせがあって心地よくなだらかに上下する音階。少ないビート音でゆったりしつつのれるリズム。軽やかに繰り返されるピアノのメロディー。気だるげで色気のある声。息を含んだ響く低音。上手く言えないけど私もすごく好きな曲。

歌詞にも共感され、ここタイで最初に人気が出てその後アジアから世界中に拡がった。

きっかけを作ってくれたタイのファンに昨年からずっとお礼を言いに来たかった風さん。念願叶ってのアジアツアー。

最初から気持ちがあふれてた。隠しきれてなかった💦オープニングのまつりのピアノアレンジ、愛がこもりすぎてた。グレードアップしたアレンジ。

会場に現れたときの観客の反応がすごかった。大きな歓声があがった。

日本でのライブを行っていた時期はマスク必須、声出しも難しい時期でそれが長かったからか、そこからのこの熱量のギャップはすごく大きく感じた。

(ライブの様子を観られてうれしいはずなのに海外ファンの反応にちょっと嫉妬と切なさを感じてしまった。。)

公式Instagramより

"damn"の前、タイ語でのあいさつ。急に子どもみたいに高い声でしゃべる風さん、かわいすぎて息が止まる。。発音に自信がなくておそるおそるしゃべってる風さん、小動物みたいに可愛かった。

2日目の"damn"の前の英語のMC、「会いたかった。やっと来れてうれしい。信じられない。かわいい、超かわいい。(観客の反応に)みんなクレイジーやな。タイの人たち、ワシ見るとこんな風にしてきてくれる。こういう…合掌?手を合わせるの。ワシこれ好きやからしてきてな。これをされるとすごく特別な、崇高な気持ちになる。ありがとうございます。ここに来られてうれしい。本当にありがとうございます。」(ファンの方の訳をお借りしてます。ありがとうございます🍀)

そのあと「Btw,do you love your self?~」から"damn"へ。

 

”きらり”の前のピアノソロがすごく好き。”きらり”のメロディーをアレンジしてるはずなのに壮大なオーケストラの演奏のような、物語が展開していくような緩急と変化のある演奏で入り込んで聴き入る。風さんのピアノがたくさん聴けて幸せ。

 

そして後半、風さんのピアノにあわせてファンが”ワンコーラスすべて”歌ってて羨ましかった。。最初はワンフレーズのつもりだったと思うけど、ファンが歌詞を覚えててファンの歌にあわせて最後まで風さんは伴奏してた。「スワーイ(美しい)♪」と言って風さんもすごくうれしそうだった。

 

”帰ろう”の前のMC。今回のライブにこの曲を加えたエピソードを話してくれた。

タイのプロモーターのアバロン社長に強くすすめられたと。ムエタイのタンクトップとパンツをくれた人で、とても優しい人だと。正直にタイのファンに成り行きを話してるところに和んだ。。

公式Instagramより

”melt"。タイのミュージシャンの人気の曲のカバー。選んだ理由を説明してイントロを弾き始めたところで突然手がとまる。「ah、 sorry」と言ってポケットからスマホを取り出してセルフィーの準備。自分の顔の映りを確認してピアノに置く。(ちょっとみんなにアピールするように💦)歓声がおきる。

普段の撮影の様子をライブ中に見せてもらったようで、びっくりしたけど嬉しかった。観客もちょっと笑いながらも理解ある反応。風さんの行動が自然だからみんなもあたたかく見守ってる感じ、、いや、かわいい行動を見せられて得した気分かも。。

そのあと演奏がはじまって、最初の一声で溶けた。その息を含んだ色気のある歌声に歓声💛風さんの声と曲の雰囲気が合ってて素敵なカバーだった。



気になってた"grace"の最後。1日目。観客にクラップのみ要求。(風さんどうしてもこのリズムのクラップをして欲しいのね!)最初に少し練習してそれに合わせてダンス。なんとかまとまった🍀

2日目、やっぱり歌がないと寂しいと思ったのか先にクラップの練習。そして歌も要求。でも同時に歌い出すとクラップのリズムが乱れてきて、、でもなんとか、みんなそれぞれできる方に重点をおいて参加したのか、風さんのダンスが始まって会場が一体となる。ライブ3日目になるとファンもわかってるのか観てて楽しかった♪

 

”golden hour”のピアノのエンディング、高音へと駆け上がっていき最後に1音ずつゆっくりと響かせる。終わるのか終わらないのか、終わったのか終わってないのか焦らされて観客から戸惑いと小さく笑いが起きる。風さんは音の余韻、観客の反応を楽しみながら‘’死ぬのがいいわ‘’のピアノソロへと繋げていくのかな、、と思っていたら、ピアノのピッチ(周波数)を変えてたんですね!!あくまでナチュラルに、流れをとめないように。(撮影してくださった人に感謝✨)演奏中にこういうことができることに驚く!💦

 

”死ぬのがいいわ”のピアノソロ。高音がきらきらと転がり、心地よい穏やかなメロディーへとつながる。”golden hour”のイントロを織りまぜながら(1日目)やさしい音が流れる。心が落ち着く旋律。穏やかな空気のあと迫力のある音に引き込まれる。

 

ピアノソロが終わったあとマイクを持ち、静かにピアノのいすをステージ中央にゆっくりと運ぶ。椅子の前に立ち「コップクンマーククラップ(本当にありがとう)、this song is for you」と言って椅子に座りイントロが流れはじめる。

イントロの途中で赤いライトに変わると悲鳴のような歓声。

やわらかなハミングを歌いながら(足を組んでマイクを高く持って歌うシルエットが綺麗。)、長めのイントロのあと足を開いて体を傾け肘をひざにのせてポーズをとって待つ。イントロ終わりから「lets go、指切りげんまん~♪」。会場にどよめくような歓声、黄色い声、、やばかった。赤いライトの中あいまいだった風さんの姿を白いライトが照らしはっきりと現れた瞬間、歓声が凄かった。赤いライトの効果。。この演出を考えてくださった方、ありがとうございます♡ 

(すみません。写真お借りします!)

Chabi-yokoさんのYouTube動画より

Chabi-yokoさんのYouTube動画より

 

”死ぬのがいいわ”の最後倒れこむ。1列目でこんなの見せられたらヤバい。目の前に迫ってきて倒れるなんて、、。

ステージの先に段差があり上半身がステージの下がってる部分に斜めに倒れこむ(2日目)。マイクがぶつかりゴトッと音がする(毎回💦)。少しして前列のファン数人から「are you ok?」と声がかかる。

 

少しの間をおいて”まつり”のイントロが流れ始める。歓声があがる。

 

「you can stand up if you want 」(2日目)と言って会場のファンが立ち上がって最後のまつりはみんなで踊る。「愛しか感じたくもない~♪」会場のたくさんのファンが日本語の歌詞を覚えて一緒に歌ってる。画面を観ながら聴いててもうれしい。めちゃくちゃ盛り上がって楽しそうだった。

 

最後、「アンコールがないから一緒にセルフィー撮ろう」と言って風さんがスマホを準備して一緒に撮ってるときの会場のファンのテンション、すごかった。風さんのスマホに保存されてるタイのファン、うらやましい!!

 

「be happy always. promise me. see you next time! チョップクンマーク(みんな大好き)」両手でハート🤍を作って「空の果て~♪」と歌いながら、いつも通り出口をいちど間違え見えなくなった。

公式Instagramより

日に日に海外でのライブに馴染んでリラックスして、観客とのやり取りを楽しんでる風さんの様子が観られてうれしいです。

慣れない土地と少ないスタッフでいろいろ大変なこともあると思いますが、体調に気を付けて無事完走してほしいです。これからも応援してます🍀